水虫は感染症のため、自分が感染してしまうと自分だけの問題とはいえなくなります。そして「自分には関係ない」と思っている人ほど水虫になりやすい環境で過ごしている可能性があります。

水虫の菌が喜ぶ場所の条件

水虫は、カビの一種の白癬菌が皮膚の角質層に寄生し繁殖する事で引き起こされる皮膚の感染症であり、中年の男性のイメージがありますが、最近では季節を問わず履かれるプーツや女性の社会進出に伴い長時間の靴の着用などにより水虫に悩まされる女性が増えています。
足に繁殖しやすいのは、靴を履くために足がむれ、白癬菌にとって過ごしやすい高温多湿な環境が作られるからです。
白癬菌は、温度15℃以上湿度70%以上の高温多湿の環境を好み急激に繁殖するとされていますが、高温多湿なだけではなく皮膚表面に汗や皮脂汚れが残っているアルカリ性の皮膚環境も白癬菌が繁殖しやすい環境とされています。その為、水虫の予防には、入浴やフットケアにより清潔で乾燥した弱酸性の環境を維持する必要があります。
白癬菌には、土壌好性菌や動物に寄生する動物好性菌、ヒトに寄生するヒト好性菌など30種以上の菌種があり、人の髪や爪、角質などに含まれるケラチンと呼ばれる硬いタンパク質を難分解性タンパク質酵素ケラチナーゼを分泌し栄養源とする特徴があります。
白癬菌は、感染する部位により皮膚症状は異なり、水虫の代表格の足白癬には趾間型と小水疱型、角質増殖型、足爪白癬があり、爪白癬は手の爪にも感染します。
趾間型足白癬は、足の指の間に小さな水疱が出来、水疱が破れ赤く爛れたり、白くふやけるなどの症状が多い水虫です。
小水疱型足白癬は、土踏まず周辺や足側辺部に小さな水疱が出来、非常に痒みが強い水虫です。
趾間型足白癬や小水疱型足白癬は、ジュクジュクとした患部が多く、ジュクジュクとしている為に免疫力が低く、二次感染を引き起こすケースもあるので気を付ける必要があります。
角質増殖型足白癬は、趾間型や小水疱型を放置したり、再発を繰り返す事で踵などの硬い部分に寄生します。
水虫に対しては、早期治療と完全に治癒させる根気、日頃の予防が必要です。